新規作成 | 一覧 | RSS | FrontPage | 検索 | 更新履歴
[Calendar/When/Exe/暦説明/本編/中東/イスラム暦] (前:中東|次:イラン暦) (English)

イスラム暦

イスラム教圏で使用されているマホメットのメディナ聖遷を起点(暦法上の 起点はユリウス暦622年7月16日前日日没、聖遷(ヘジラ)はイスラム暦3月2日、 文献[12],[16],[23]とする1月平均29+191/360日の太陰暦です。

[ 変換 ]

1年12か月で、奇数月が大、偶数月が小の月となります。ただし、閏年の場合は12月が 大になります(ヘジラ紀元を30で割って、2,5,7,10,13,16,18,21,24,26,29余る年が閏年。 ただし、元期をユリウス暦622年7月15日前日日没にとる流儀もあり、この流儀 では第16年の代わりに第15年を閏年にする[12]

年初の日付の確認は、前述の三省堂のコンサイス世界年表[6]に拠りました。 イスラム暦の1日は我々の定義で言う前日の夕方から始まりますので、デフォ ルトでは「前日」の18時に日付が変わるようになっています。また、第1日を 朔日に取るか(中国流)、最初の三日月が見えた日に取るか(イスラム流)に より、日本暦日とは最大2日のずれがあるように見える場合があります。

イスラム圏で使用されている太陰暦は実測によって月の第1日を決定して (あるいは実測したらどうなるかを計算で求めて いる場合があり(特にRamadan-断食月-の前後のように宗教行事が絡む場合)、 本プログラムの暦とは異なる事があります。Ramadan の前後の朔をずらすと、 28日や31日の月の発生を避けるため、前後数か月にわたる変更が必要となります (たとえばアフガニスタンの場合)。さらに上記大小のルールを使わず Ramadan 以外 についても最初に三日月が見える日を必ず第1日にするところもあります(たとえば イランの場合)。

文献[12]にはどの様に過去ずれがあったと考えられるか示されていますが、 本プログラムには反映していません。